こんにちは!
前回に続き外壁メンテナンスについての話。
前回は塗り壁でしたが、次いで住宅の外壁に使う事が多いガルバリウム鋼板について。
ガルバリウム鋼板とは?
住宅の外壁に使用されるガルバリウム鋼板とはそもそも素材の名前でなく、商品名なんです。
あるメーカーが商標登録しているもので、同じような素材・加工のものでメーカーによって呼び方が違いますが、似たような商品がいくつも出ています。
今回はそれらをまとめてガルバリウム鋼板と呼びます。
ガルバリウム鋼板の特徴
ガルバリウム鋼板の外壁を検討中の方が
恐らくよく耳にする特徴は、
・メンテナンス性が良い
・耐久性が高い
・軽い
・少し費用が高い
辺りでしょうか。
この中でも気を付けて頂きたいのは、メンテナンス。
ネットで調べると「メンテナンスフリー」という言葉を見かけたりもしますが、メンテナンスはすべきです。
なぜかという話は少し先に。
ガルバリウム鋼板の外壁耐久性
ガルバリウム鋼板の耐久性は確かに高いと思います。
が、過度な期待は禁物です。
素材としては0.35~0.4mm程度と薄いので、野球ボールで壁当てなんかすると凹みます。
球技をしているお子さんがいらっしゃるお家はご注意を。
上記の通り薄い素材なので軽いのはメリット。
家に対しての負担が少ないので、耐震面では有利に働きます。

ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法
先程、”メンテナンスフリーではない”と書きました。
すごく簡単に言うと、ガルバリウムは錆に強い塗膜を施した鉄板です。
なので”錆びない”のではなく”錆びにくい”材料です。
ガルバリウム鋼板の住宅が錆びる主な原因
どういうことをすると錆びやすくなるのか?
個人的な見解ですが、1番の理由は「もらい錆」。
雨や黄砂の中には鉄粉が混じっていることがあります。
こういった物が付着してしばらくすると錆に変わって、外壁に移ります。
それ以外にも、外壁につけた照明・物干・フックなどから移るパターン。
エアコンを取り付ける際に穴を開けますが、その粉が周りについていて錆になるパターンなんかを見ます。
ガルバリウムの外壁汚れ・錆びの落とし方
つまりはこの錆を流してあげればOKという事。
なので、定期的に水で流してあげるのが効果的です。
また左写真の様に入り組んだところは吹き溜まりの様になりやすく、付着した汚れが残りやすいです。
こういった所は特に注意して掃除してあげると良いですね。
あまり固いブラシなどでこすると傷がつきやすいので、柔らかめのスポンジとか、
眼鏡拭きの様なクロスで汚れを取ってあげると良いですね。

ガルバリウム鋼板の外壁の掃除・お手入れ方法まとめ
ガルバリウム鋼板のサビ予防 |
ガルバリウム鋼板そのものは錆びにくい素材だがもらい錆の可能性はある 定期的に水で錆のもとを流してもらい錆を予防する |
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ガルバリウム鋼板の汚れの落とし方 |
やわらかいスポンジやクリーナークロスで付着した汚れを落とす 固いブラシでこすると傷が付きやすいので注意 |
ガルバリウム鋼板のへこみ予防 |
耐久性は高いがガルバリウム鋼板は薄い素材でできているので、野球ボールの壁当てなどは要注意 |
注文住宅のメンテナンスについて、このほかにも場所別に解説しています。
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