暮らしのストレスを軽減する名脇役、建具

この間、ふとインスタを見ていたら「うちの扉は勝手に閉まらない」。
と後悔ポイントを上げている方がみえました。
どこのハウスメーカー・工務店で建てた方は分かりませんが、
まだそんな会社もあるんだとちょっとだけ残念に思います。

暮らしのストレスを軽減する名脇役、建具

この間、ふとインスタを見ていたら「うちの扉は勝手に閉まらない」。
と後悔ポイントを上げている方がみえました。
どこのハウスメーカー・工務店で建てた方は分かりませんが、
まだそんな会社もあるんだとちょっとだけ残念に思います。

 

本題に入る前に、「建具」と聞いてピンときますか?
簡単に言うと扉の事です。
アルミ製の窓を鋼製建具と言ったり、特注で作る扉を造作建具なんて呼んだりします。

 

さて「勝手に閉まらない」というのがどういうことかというと、
”引き戸”という、横にスライドして開閉するタイプの扉には
ソフトモーションやソフトクローズという機能を付けれます。

勢いよく開けたり閉めたりしても最後の方でストッパーが働き、ゆっくり閉まる機能です。
またある程度の勢いさえ付ければ最後は勝手に閉まってくれるので、開閉に気を遣わなくて良くなります。

 

既製品の扉であればこの機能が付いていることは多いですが、外すことも出来る機能です。
コストを重視するあまり外してしまうと、普段の生活でストレスに感じてしまう結果を生んでしまうかも。

 

また引き戸・引違い戸・折れ戸など、横にスライドして開くドアには扉を上から吊っているタイプと、
床に乗っているタイプがあります。

早い話が、上で支えているか下で支えているかの違いです。
下で支える場合、ほぼ間違いなく下にレールや溝が入ります。
上から吊る場合はそれを無くすことが出来ます。

 

引き戸で下から支えている代表と言えば、「障子」。
下にある溝の上を滑らせて開閉します。

これが今のレールや上吊り式になると、右下の写真の様になります。

メーカーの扉でなく、造作品(=オリジナルで製作するもの)でもこれらの機能は付けることも可能です。

 

下にレールが入る・入らないというのは日頃の掃除のしやすさにも影響しやすいので、
扉を決める時には注意して見て頂くと良いですね。