失火責任法とは?火災が起きた時に負うリスクと備え方をわかりやすく解説

家を燃やされても備えてなければ自己責任です。

失火責任法とは?火災が起きた時に負うリスクと備え方をわかりやすく解説

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

 

先日は津のハウジングセンターにあるモデルハウスが移転するので、その地鎮祭でした。

 

またここからたくさんの出会いや感動が生まれると思うとワクワクします。

 

9月頃完成になると思いますのでお楽しみに!

 

マイホームを建てるときに知っておきたい火災と失火責任法の知識

さて、今回は火災で家が燃えた、そして隣の家まで燃やしてしまったときどうなるのか?
というお話をさせていただきます。

 

 

たまにニュースでそのような話題を見ることもあるかと思いますが、
そういった知識を持っているだけで、備え方も変わってきます。

 

 

必要以上の保険には入る必要はありませんし、
かといって備えておらず、多額の損害賠償を抱えてしまう可能性もあります。

 

 

今回のお話は「失火責任法」と言いますのでしっかり学んでいきましょう!

 

 

失火責任法とは?火災が起きた時に負うリスクと備え方

 

失火責任法では、「失火(過失による火災)の場合は、損害賠償はしなくて良い。ただし重大な過失の場合を除く」という内容が定められています。

 

 

 

簡単にいうと、自宅の火災で隣家を燃やしてしまっても賠償しなくてもよし。

反対に隣家の火で自宅が燃えても賠償してもらえない。

※重大な過失(ほぼ故意)は除きます。

 

 

 

ということです。

 

 

 

保険の考え方と必要な保険

 

まず、保険の基本的な考え方からおさらいをしておきましょう。

 

保険では、「確率小・損失大」に備えます。

 

 

細かく言うと、

起きる確率は少ないけど、起きたときの損失が大きく自己資金では払えないようなもの

に対して備えていきます。

 

 

 

その考え方からいきますと、入るべき保険は、

 

①自分が亡くなって、残された配偶者と子供の生活の備え(死亡保障)

②自動車などで人を死なせてしまった場合の損害賠償への備え(自動車保険、個人賠償責任保証特約)

③火災で住まいを失ってしまった場合の建て直しのための備え(火災保険)

 

これだけです。

 

今日は詳しく解説しませんが、今の保険大丈夫か見てくださいね。

 

 

 

火災保険は、住宅ローンを残しつつ、もう一度家を建てたら破産してしまいますので必要な保険ということですね。

 

 

失火責任法と民法

 

おさらいは以上で、失火責任法では実はカバーできない部分があります。

 

 

それが、「重過失」にあたる部分です。

 

 

例えばガス爆発や、賃貸に住んでいた場合の大家さんへの損害賠償などです。

 

 

そのようなケースでは、失火責任法は適用されず、民法の規定が適用されます。

 

 

アパートを全焼なんてさせてしまった日には、保険に入っていなかったら首を吊るしかなくなってしまいますので、しっかりと保険で備えておきましょう!

 

 

①賃貸の火災保険に「借家人賠償責任補償」が付いているか

②自動車保険か自宅の火災保険に「個人賠償責任補償特約」が付いているか

 

この確認をします。

 

 

①は賃貸に住んでいる方が、アパートを失火で燃やしてしまったときの大家さんへの損害賠償への備えです。

 

②は、

・子供が自転車で人を轢いてしまった

・ゴルフ中にボールを他人にぶつけてけがをさせてしまった

・買い物中に高価なものを落として壊してしまった

・飼い犬が他人に嚙みついた

など、日常における賠償責任に備えるものです。

 

 

これは数百円で入れますし、家族の誰か一人が入っていればOKですので、

・夫婦共に自動車保険についている

・火災保険にも自動車保険にもついている

なんてことがないようにしましょう!

 

 

できれば限度額は1億円ではなく、無制限で入っていた方がいいので、自動車保険にセットで入っているか一度確認をしてください。

 

まとめ 失火責任法を正しく知って理想の家づくりに活かそう

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は失火責任法について解説しました。

 

①失火責任法が適用され、賠償しなくていいケースと民法が適用され、賠償しないといけないケース

②それぞれに備えるための保険

 

以上を理解して日常生活に活かして頂けると幸いです!

 

 

 

 

また、家づくりの相談も受け付けております!

 

・「ハウスクラフトってオシャレだけど、なんだか高そう」

・「自分たちの建てたい家ってどんな間取りなんだろう」

・「土地情報ばかり見てても具体的なことがわからない」

 

と疑問をお持ちの方はぜひご予約くださいね!

 

リンクを貼っておきます。

 

「世帯年収500万で叶える!諦めない人の平屋相談会」

 

ではまた(‘ω’)ノ

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。

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ハウスクラフトの新築戸建てを常時見学できるモデルハウスとして「総合住宅展示場津ハウジングセンター内モデルハウス」「津ギャラリー」「菰野ギャラリー」「鈴鹿ガーデン」「芸濃ガーデン」と、打ち合わせ店舗「菰野スタジオ」「鈴鹿スタジオ」の7拠点を設けています。