こんにちは、アドバイザーの都倉です。
我らが阪神タイガースは自分たちが見に行った次の日から現在7連勝で単独首位と絶好調でございます。笑
近年は三重の選手も多く、活躍しているので嬉しいですね(^^)
さて、家づくりを始めると住宅営業マンからやたらと性能の話をされると思います。笑
大事なのはハードよりもソフトなのですが、
そればっかり言われるとついつい気になってしまう性能の話。
私は普段から性能の話をお客様に基本的にしないのですが、(笑)
今回はその中でもあまり触れられることがない劣化対策等級についてお話したいと思います。
「耐震等級」という言葉はよく聞くと思いますが、
「劣化対策」ってどういったものだろう?と考えながら聞いてもらえたらと思います(^^)/
新築住宅の劣化対策等級とは?
家はそこに住まう人の健康やこれから起こる災害から命を守るために存在します。
それはいつまでか?というと、
建ててすぐ ではなく、一生です。
大量生産の時代に建てられた家は30年で建て替える前提で作られています。
つまりローコストのお家です。
そういったフロー型の時代から、しっかりと手入れをして孫の世代まで暮らしていける
ストック型の時代へと移行しているのが現代の建物です。
住宅の性能表示制度では、こういった項目ごとに等級が定められており劣化対策等級もその中の一つです。
住宅に使われている材料は当然ながら劣化していきます。
それは木も、鉄も、コンクリートも同じです。
劣化対策等級では、
・劣化させないための対策
・点検や補修などのメンテナンスのしやすい工夫がされているか
というところで1~3の等級が決まっています。
耐震等級と同じで数字が大きくなるほどよくなります。
目安としては以下のイメージです。耐震よりイメージしやすいですね(^^)
劣化対策等級3~1の違いと基準
劣化対策等級3 |
3世代(世帯)が住むお家 築75年~90年 |
---|---|
劣化対策等級2 |
2世代(世帯)が住むお家 築50年~60年 |
劣化対策等級1 |
1世代(世帯)が住むお家 築25年~30年 |
・劣化対策等級1は1世代が住むお家(25年~30年)
・劣化対策等級2は2世代が住むお家(50年~60年)
・劣化対策等級3は3世代が住むお家(75年~90年)
なので、
それらの投球を決める基準にはたとえば、
・土台や柱にはどんな樹種を使うのか?
・湿気が溜まらないように通気構造になっているか?
・基礎の立ち上がりは地面より40cm以上あるか?
・長期優良住宅の場合はさらに追加措置として点検口があるか?
などがあります。
大切なのは、
防湿、防蟻、防腐です。
日本は特に高温多湿な環境ですから、
家が長持ちしにくい環境と言えます。
どれだけ断熱がよくて、耐震もよくて、いい設備が入っていたとしても、
家が腐って20年で建て替えでは良い家とは呼べませんからね。
ですが、そこを軽視している方は多いです。
私はこの業界に10年近くいますが、
お客様から「耐震等級はいくつですか?」とか
「おたくはいくらですか?」と聞かれることはしょっちゅうですが、
「劣化対策等級はいくつですか?」と聞かれたことは一度もありません。
それくらいみなさんは「買う事」しか考えていないのです。
最後に・劣化対策等級はひとつの基準 なぜ家を建てるのかの目的をはっきりと
冒頭にも言いましたが、大切なのはハードよりもソフトです。
なぜ家を建てるのか?
という目的がはっきりすれば、目指すべき家はおのずと見えてきます。
反対に目的がないと目標やゴールが定まりません。
簡単にいうと、山登りに、海パンを履いてゴーグルと浮き輪を持って出かけるようなものなのです。笑
私たちハウスクラフトの経営理念は、
家づくりを通じて家族の幸せな未来をつくる
というものです。
断熱や構造材や耐震やデザインやあれこれと家を構成するその全ては、
家族の幸せな未来に繋がるのかどうか?というところで考えられています。
数値がいいとか、良いモノ使っているとか色々ハード面を言われると思いますが、
「なんで?」
って聞いてみたときに、ソフト面が返ってきたらいいですね(^^)/
ドキュメンタリー動画で見るハウスクラフトの家づくりの秘密
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ではまた(‘ω’)ノ