新築の固定資産税は60坪を超える61坪以上の土地を買うと6倍に?小規模宅地の特例と計算式解説

最近は60坪台の分譲地も少なくなりましたね。
固定資産税は一生付きまといますので知識として持っておきましょう!

新築の固定資産税は60坪を超える61坪以上の土地を買うと6倍に?小規模宅地の特例と計算式解説

こんにちは、ハウスクラフト アドバイザーの都倉です。

 

高校野球が始まりましたね!
三重県大会は今年テーマソングを僕の後輩が歌っておりますのでそちらも気にして聞いてみてください(^^)
今年は某高校の監督にお家も建てていただくので、その学校を応援したいと思います(^^)/

 

新築マイホームの固定資産税について解説

さて、今回は固定資産税についてお話したいと思います。

 

私がこの業界に入る前、家づくりを考えていたときに、
親から「60坪以上の土地を買うと固定資産税高くなるからやめといたほうがいいよ」と言われました。

 

その当時は坪がなにかも分からなかったので「ふーん」くらいで思っておりましたが、
こういう話は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

素人でも聞くことがあるこの話、
個人的にはそんなに気にする必要がないかと思います。

 

今回はその内容について解説していきますので最後までお付き合いよろしくお願いします!

【気になる噂】60坪以上の土地を買うと固定資産税が6倍になる???

60坪以上の土地を買うと固定資産税が高くなると言う噂は、
「小規模宅地の特例」
という制度があるからです。

土地の固定資産税の掛かり方の違いは更地か建物付きの土地かで変わる

土地の固定資産税は、
・更地なのか?
・建物付きの土地なのか?
で変わってきます。

更地の土地と建物付きの土地の固定資産税計算式

更地の場合は、
固定資産税評価額×1.4%
の固定資産税が掛かりますが、

 

建物付きの土地の場合、
200㎡以下の部分は、
固定資産税評価額×1/6×1.4%

 

200㎡を超える部分は、
固定資産税評価額×1/3×1.4%
となります。

土地の平米を坪数に変換する計算式は×0.3025

㎡を坪に直す場合は、0.3025を掛けます。

 

200㎡×0.3025=60.5坪

60坪までの土地は固定資産税が1/6になる仕組み

つまり、土地の約60坪までの部分は家が建っていると固定資産税が6分の1になっているということです。

 

それを超える部分は軽減税率がなくなるわけではなく、
3分の1になるということですね。

 

 

ちなみに日本の空き家問題はこの制度があることも関係していると思います。

 

更地にしてしまうと固定資産税が6倍になってしまうからですね。

 

最後に 建て替えで家を更地にするならいつ解体するのが得策?

いかがでしたでしょうか?

余談ですが、建て替えのお客様には覚えておいてほしいポイントをお伝えします。

 

更地にしてしまうと固定資産税が高くなるのはお分かりになったと思います。

 

ではいつ解体するべきでしょうか?
答えは1月1日以降です。

 

固定資産税というのは、1月1日時点での所有者に課税されます。
つまり、1月1日時点で更地になっていたら、固定資産税は更地の額になってしまいます。
年末辺りに工事が差し掛かってくる場合は注意してくださいね!

ではまた(‘ω’)ノ

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■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。

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