【絶対アカン】リースバックとリバースモーゲージ

「老後の住宅修繕費用ってどうするんだろう?」と考えたことはありますか?
世の中にはお困り事の数だけビジネスが存在しますが、近づいてはダメなものが多いのが金融商品。
知識がなくて騙されてしまっている人が本当に多い世の中です。
老後に困ることがないように住宅FP目線で解説していきます。

【絶対アカン】リースバックとリバースモーゲージ

 

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

 

 

少しずつ秋の気配がしてきましたが、日中が暑すぎ。

 

阪神の優勝は諦めましたので、

今年は秋服買っても1週間くらいしか着れないんじゃないか説を検証していきたいと思います。

 

 

 

 

そんな今回は、家を建てた後の、もっともっと先のお話をさせて頂きます。

 

終身雇用や年功序列というものがほぼ崩壊している世の中で、

年金への不安や、AIに自分の仕事は取られてしまうんじゃないかという不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

 

老後への備えをちゃんとしておかなかったが為に、70歳を過ぎても働いているという方はこれからどんどん増えていきます。

 

お金が無くなったら借金をするという選択肢がありますが、

じゃあ60歳、70歳になってもお金って借りられるのでしょうか?

 

基本的には難しいですよね。

 

ただ今回解説する制度であればお金を借りる事が可能です。

 

そしてそれを「ハウスメーカーで勧められた」と言う声も最近は聞くことが増えてきました。

 

何事もですが、よく分からないまま勧められた通りに契約するのは危険です。

 

なので今回解説するのでしっかり理解してから使って下さいね。

と言う訳では全くなく、この制度は使ってはいけません。

 

 

その理由と中身をしっかりと知って、「お金を守る」ということも学んでいって欲しいなと思います。

 

リースバックとは?

 

まず、リースバックから解説していきます。

 

リースバックとは、家の所有権を運営会社に手放して現金を得て、

売却後は賃料を支払うことで、それまで住んでいたお家に引き続き住むことができるサービスです。

 

 

そもそもですが、個人的には使わない方が良いと考えている制度なのでメリットはあまり解説したくありませんが、

営業マンのセールストークとして使われると思います。

知っておいて損はないかと思いましたのでメリットデメリットをそれぞれ解説していきます。

 

メリット

 

①自宅を売却後も住み続けることができる

家を売ってお金を受け取ったのに、愛着のある家にそのまま住み続けられます。

 

②売却代金を一括で受け取れる

一時金としてまとまってお金を受け取れます。

退職金みたいでなんだかよさそうですよね。

 

③資金の使い道は自由

お金の使い道は自由です。

まとまった資金が必要になった場合は助かりそうです。

 

④固定資産税や火災保険などの維持コストが不要になる

リースバックの場合、賃貸に住んでいるのと同じような扱いになります。

ですので、持ち家のように固定資産税や保険も運営会社の方で一本化されます。

 

⑤金利上昇もなんのその

住宅ローンであれば金利上昇リスクがありますが、リースであれば金利の影響は受けません。

でも、そもそも退職後にローンが残っているような返済計画をしていてはあきまへん。

 

デメリット

 

①所有権が渡る

家が自分のものではなくなります。

したがって、家賃を上げられたり、退去させられる可能性があります。

また、土地だけでも子供に相続させたいと思ってもできなくなります。

 

②買取りの評価は市場価格より低くなる傾向がある

これはリバースモーゲージでも同じことですが、

基本的に高く買い取ってくれたり、相場より評価してもらえるはずがありません。

だからお金の観点でいえば損することが確定しているということです。

 

③賃貸借契約を更新できないケースもある

契約期間が満了後はオーナーが変わる可能性も。

つまり長生きすることがリスクになる可能性もあります。

 

リバースモーゲージとは?

 

リバースモーゲージは、自宅を担保に老後資金を借りられるシニア向けローンです。

 

リバースというのは「逆」という意味ですから、「逆ローン」ということです。

 

どういうことかというと、普通のローンは返済するにつれてだんだん残債が減っていきますよね?

このローンは逆に段々増えていきます。

 

つまり、月々の返済は、「なし」、もしくは「利息だけ」というものになります。

 

最後は自分の死と引き換えに自宅を手放して支払うか、子供たちにローンを引き継がせるかという悪魔のローンです。笑

 

では、メリットデメリットを解説します。

メリット

 

①生きている間は元本の返済をしなくてよいため、支払いの負担を減らせる。

なんか寿命を削っているみたいで嫌ですけどね。

 

②家に住みながら老後資金を確保できる。

これはリースバックと同じです。

 

③リースバックと違い所有権は自分

家を売るわけではなく、担保に入れるということが一番の違いです。

 

④債務者が死亡しても配偶者は引き続き居住することができる。

出てってくださいでは夜も眠れません。

 

デメリット

 

①途中で一括返済しないといけないリスクがある

借入限度額は担保評価の50%か60%ですのでMAXで借り入れをした場合、仮に担保評価が下がるようなことがあれば、返済しないといけなくなってしまいます。

 

②リコース型を選んだ場合相続人が返済しないといけない。

選ばなければいいのですが、当然条件が変わってきます。

 

③結局望む額は借りられない

三重県という田舎で老後まで住んだ家の担保評価が高い訳がありません。

その50%くらいまでしか借りられないとなると、本当に微々たるものだと思います。

 

 

まとめ

 

今回の内容をまとめると、リースバックもリバースモーゲージもリスクだらけということです。

 

いつもこのブログで一貫してお伝えしていることは、

訳が分からないことに手を出さないこと。

 

それから、そうならないために若いときからちゃんと準備しましょうということです。

 

情報は誰の目の前にも平等にありますが、意識がなければ目の前を通り過ぎていきます。

 

脳科学ではRASと言って、人は興味関心がないことには脳は反応せず、情報をスルーしてしまうという能力があります。

 

 

反対も同じで、自動車の購入を考えていて気になる車ができた瞬間、町中にその車が走り出した経験はあるのではないでしょうか?

 

このように無意識で人は情報を追っているので、それを人生が前進する情報が入ってくるように使いこなしていきたいですね。

 

 

 

今回の話は、親御さんからそういった相談を今後受ける可能性もあると思います。

 

そのときにちゃんと守ってあげられるように覚えておいてくださいね。

 

 

 

 

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