「坪単価いくらですか?」と聞く人が家づくりに失敗する理由

多くの人にとって一生に一度の家づくり。坪単価よりも知るべきことはなんでしょうか?

「坪単価いくらですか?」と聞く人が家づくりに失敗する理由

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

 

 

 

ついにプロ野球も開幕しまして、なかなかヒヤヒヤする滑り出しの阪神タイガース。

 

 

アレンパに向けて「今年大丈夫か!?」と不安になっておりますが、

勝っても負けても応援しつづけるのがファンというものです。

 

 

ということで来週はハウスクラフト野球部で久しぶりの甲子園に応援行ってきます☆

 

 

 

 

さて、今回は本当によくある質問「坪単価」についてお話をします。

 

 

 

 

家づくりを考え始めたばかりの人は、

 

・「何から始めたらいいか分からない」

・「家っていくらで建つの?」

・「話は聞きたいけど営業されるのは嫌だなぁ」

 

なんて悩まれると思います。

 

ハウジングセンターに行って、1日でたくさんのモデルハウスを見て、家に帰って思う事…

「結局何がいいのかわからない( ゚Д゚)」

 

こういう経験をされた方は多いのではないでしょうか?

 

 

 

今回この記事をお読みいただくことで、家づくりに失敗する方が陥りやすい罠にはまらなくなりますから是非最後までお読みください。

 

 

 

そもそもなぜ注文住宅の坪単価を聞いてしまうのか?

 

 

当たり前ですが、僕も家づくりに関して全くの素人だったときがあります。

この業界が11年目なのでそれくらい前の話です。

 

 

「サッシってなんですか?」状態

 

 

 

入社初日に「3点セット準備しといて」と言われて、ボールペンとメモ帳と電卓を準備していました。(分かる訳もありませんが、正しくは公図、謄本、測量図です。笑)

 

 

 

 

そもそも「坪単価」なんて言葉も聞いたことありませんでした。

 

当たり前といえば当たり前の話です。

 

 

 

ではなぜ、お客様は坪単価を聞くのか?

 

それは、「どこかで知識を入れたから」ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

まず、最初に家づくりを考え始めたときを思い出してください。

 

住宅会社に行って、

そこで知りたかったのは、

 

・坪単価でしょうか?

・断熱材の種類でしょうか?

・その会社の耐震等級でしょうか?

 

おそらく違うと思います。

 

自分たちが建てたい家は、

・どんな大きさで

・どんな間取りで

・それがいくらで

・自分たちは払っていけるのか

 

これが知りたかったのではないでしょうか?

 

ただ住宅会社に行くと「待ってました!」と言わんばかりに営業マンが来て、

・ウチの断熱はこうで~

・外壁はタイルで~

・耐震は面で支えるから~

・保証が何年で~

 

挙句の果てには

・年収はいくらですか?

・今月はキャンペーンで~

・坪単価はいくらです

 

 

これくらいギャップがあります。

 

 

 

 

そうやって何社も回った頃には、

次に行った会社で、お客様の方から

 

・窓はトリプルですか?

・耐震等級はいくつですか?

・床暖入っていますか?

・坪単価いくらですか?

 

と聞くようになります。

 

 

これを業界では洗脳ゾンビと呼びます。(嘘です)

 

 

家づくりは「オーダーメイド」だということ

 

そもそも住宅会社を決めるのが難しい理由には訳があります。

 

なぜなら、車や服を買うのとは違って、家づくりは「オーダーメイド」だということです。

 

 

 

 

 

たとえば、中古車を買うときに欲しい車種で検索を掛ければ、同じ年式の車であっちの車屋とこっちの車屋で金額の比較ができると思います。

 

 

家はそうはいきません。

建売や規格住宅でない限り、全く同じ間取りがありません。

仮に同じ間取りになったとしても、キッチンやお風呂、内装のデザインは違います。

 

 

 

壁一面にアクセントでタイルを貼ってそれが30万円だとしたら、30坪の家では坪1万円上がります。

 

 

もちろん家の造りも違います。

在来なのかツーバイなのか。

構造材はひのきなのか杉なのかSPFなのか。

断熱材は?基礎は?サッシは?外壁は?

 

 

 

 

 

更に同じ坪数でも、形によって金額は変わります。

 

かなり極端な例ですが、下の画像のような二つの家があったとして、どちらも同じ金額になるでしょうか?

 

 

同じ100㎡でも、

左側の家は外壁の長さは40m。

右側の家は202mになります。

 

 

坪単価とは、何の金額を何の坪数で割った値なのか

 

 

そもそも坪単価はどの金額を、どの坪数で割った値なのでしょうか?

 

答えは、

「会社によって違う」

です。

 

・延べ床面積で割るのか?施工面積で割るのか?

・本体価格を割るのか?付帯工事も入れて割るのか?

・税込か、税抜か。諸経費や外構も入った金額なのか?

 

ということです。

 

 

 

 

例えば、

 

・延べ床面積30坪、施工面積35坪

・本体価格2000万円(税抜)

・付帯工事300万

・外構工事200万

・地盤改良工事100万

・諸費用200万

 

 

分かりやすく、こんな家があったとします。

 

 

税抜本体価格を床面積で割ると坪単価は66.6万円(2000万円÷30坪)

施工面積で割ると坪単価は57.1万円になります。(2000万円÷35坪)

これを税込みにすると、坪単価は73.3万円(2200万÷30坪)と62.8万円(2200万÷35坪)です。

 

付帯工事やなにもかも全部入れると坪単価は100万円と85.7万円になります。

 

 

なんと一番安い単価と一番高い単価で42.9万円の差が出ました。

 

 

これだけ違うならもはや聞く意味がないですよね。

 

 

 

そして正直な営業から「坪単価100万円です」と聞いたお客は絶対にその会社を選びません。

仮にその会社のコスパが一番安かったとしてもです。

 

自分たちの暮らしのイメージを叶えてくれそうな住宅会社か

 

お客様が本当に知りたいことは冒頭に書きました。

 

自分たちが建てたい家は、

・どれくらいの大きさで

・どんな間取りで

・それがいくらで

・自分たちには払っていけるのか

 

ではこれを知るにはどうしたらいいのでしょうか?

 

 

 

 

 

モデルハウスや見学会に行って「他人」の家を見ているだけでは一生分かりません。

 

営業マンに売り込まれたくない気持ちはよーーーーーく分かります。

 

僕も服屋に行って、後ろから店員さんに背後霊の様に付きまとわれて、

「この服は綿100%で」なんて言われたら帰りたくなりますから。笑

 

 

 

 

ですが本腰を入れて話を進めて行かない限りはずっとそのままです。

 

自分たちの暮らしのイメージを叶えてくれそうな会社か

 

それを話が進んでいく中で、お客様が判断していけばいいだけです。

 

ダメだったら断ればいいのです。(^^)

 

坪単価と家づくりのポイントまとめ

 

坪単価を聞いてしまう方がなぜ家づくりに失敗してしまうかというと、

結局のところそこで思考停止してしまうからです。

 

いい営業マンに巡り会えて、素直に正しい知識を入れ直せたらその方は素晴らしいですが、

大体の方は最初に入った情報でそれ以降ブロックしてしまいます。

 

 

そもそも正しい情報が何なのかが素人には判断が難しい。

 

そうやって回りに回って訳が分からなくなっている人をたくさん見てきました。

 

 

 

 

新築住宅の仕事はこってりラーメンが食べたい人にこってりラーメンを出す仕事だと思っています。

 

間違って塩ラーメンを出してしまう会社もあれば、

「これが最高なんです!」とお寿司を出してしまう会社もあります。

 

 

ですが、訳も分からずお寿司を食べてしまうお客様もいるのです。

 

 

 

結局のところ、

「自分たちの暮らしのイメージを叶えてくれそうな会社か」

このイメージをブレずに強く持てているお客様がそれを叶えられる会社に出会えるかどうかが大切だと思います。

 

 

 

 

「なにから始めたらいいかわからない」

「分からないことがわからない」

 

こんな悩みや課題もハウスクラフトでは、家づくりのステップを設けることで解決しています。

 

 

 

 

兎にも角にも話を進めてみないと分からないので、まずはお近くのハウスクラフトまで。

 

 

「世帯年収500万で叶える家づくり【諦めない人の平屋相談会】」

 

↑2階建て希望でも大丈夫です↑

 

 

 

私は津ハウスクラフトギャラリーにいますので、よろしくお願いします。

 

 

 

 

ではまた(‘ω’)ノ

 

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。

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