住宅ローンの選び方と変動金利

金融機関は沢山あるけど、どこが良いのか、どんな借り方が良いのか全然分からない。
そんな方に役立つお話です!!!

住宅ローンの選び方と変動金利

こんばんは!

菰野スタジオの吉久です。

蒸し暑さMAXの日が続きますね。

除湿エアコンを掛けながら寝ていたら、家族全員鼻かぜをひきました・・・。

温度調節難しいですね。反省しますm(_ _)m

 

 

さて、本日は住宅ローンのお話です。

住宅ローンを取り扱っている銀行様は、沢山あります。

各社様々な特徴があり、また様々な商品の取り扱いがある為、何を選んだら良いか分からない!!!

そんな方も多いのではないでしょうか?

私も住宅に携わる仕事をしているからこそ詳しくはありますが、

もし何も知らない状態であれば、調べて最善の銀行を選ぼう!とはなかなか成れないかもしれません・・・

それぐらい住宅ローンは、とても商品が多く複雑です。

今日はそんな住宅ローンの中でも、今選ばれる方が多い「変動金利」という商品について

何故多くの方が選ばれるのかを私なりに解説させて頂きます!!!

金利商品のご紹介

住宅ローンの商品には、いくつかの商品があります。

その代表的な商品を、ご紹介させて頂きます。

 

 

①変動金利

文字通り、金利が変動していく商品です。半年に一度金利の見直しがあり

5年に一度返済額の見直しがあります。

その5年間の中で推移した金利の状況に応じて、支払額が少ない場合は

残りの年数に足りていない分の支払いが足されます。

逆に、払いすぎてしまっている場合は、残りの年数で支払い過ぎた分を

割り返して差し引くかたちとなります。

ややこしいと思いますが、半年毎に金利の見直し、5年に一回返済額の見直し

ある事だけでも覚えておいてください。

 

 

②期間選択型

3年・5年・10年固定といった商品がこれにあたります。

選んだ年数の間は、世の中の金利が増減しても自身の借入たローンの金利は変わりません。

また、固定期間の終了後は改めて期間を選択するか、変動金利に変更するかを選ぶことが出来る

商品が一般的です。全期間固定の商品よりは金利が安いため、当初の返済額を抑える事が出来る

ところがメリットです。

 

 

③全期間固定型

有名な物で言えば、フラット35がこれにあたります。

借りている期間金利の増減が全く無いため、返済額の変動が無い事がメリットです。

また、金利が上昇局面にある時は、借入をした時点での金利を維持できるため

メリットが高いと言われております。

逆に金利が下降局面にある時は、世の中の金利が下がっても

自身の借りているローンの金利は下がらない事を、デメリットととらえる事も出来るかと思います。

変動金利は、そんなに変動が無い??

金利商品の説明をさせて頂いた中で、やっぱり変動金利は金利が増減するリスクが高いから

将来的に不安と思われる方もおられると思います。

そんな中でも、多くの方が変動金利を選ばれるのは、ただ単に金利が安いからでしょうか???

そこで、実際の各住宅ローン商品の金利の推移をグラフで見て頂こうと思います。

※出典:ずっと固定金利の安心【フラット35】
https://www.flat35.com/loan/atoz/06.html

 

こちらのグラフを見て頂くと、昔は金利が大きく増減している事が分かりますが

90年代後半からは、金利の増減が落ち着いており、2007年以降は変動金利が一番低い

金利になっている事が分かるかと思います。

何故この様なグラフになっているか細かな話は省きますが

ここ15年ぐらいは、どのローン商品も金利の推移が殆どありません。

むしろ、一番安定しているのは変動金利である事がわかるかと思います。

 

簡潔にこのメカニズムをお話すると、期間選択型の商品(10年固定や35年固定)は

国債などの金利に影響を受けます。その為変動が激しくあります。

それに対して、変動商品の金利は、私達の銀行へ預けている時の利息に

影響を受けると言われています。(かなり大雑把な表現をしています。)

 

皆様、これから大きく景気が良くなるイメージはありますか?

銀行に預けているお金が1年で数万円も利息が付くイメージがありますか?

 

ここまでお話すれば、変動金利が今後大きく金利があがりそうかどうかが

ご理解頂けるかと思います。

最後に・・・

ここまで、住宅ローンの商品の違いをご説明させて頂きました。

様々な商品がある中で、最終的には一つの商品を選ばなければなりません。

銀行の担当者の方や、我々住宅を販売する担当の者が色々な情報を与えてくれると思います。

その中で、最終的にはお客様が選ばなければなりません。

 

住宅ローンの支払いをされるのは、お客様です。

どの商品にした方が良いか迷われた際に、今回の情報がお役に立てば嬉しく思います。

 

 

では、また次回!!!!