「住宅ローンに頭金は必要ない」と簡単に考えてはいけない理由

住宅ローンの動向も気になる方も多いと思いますが、
頭金なしで家を購入できると考えている方に知っておいていただきたいお話です。

「住宅ローンに頭金は必要ない」と簡単に考えてはいけない理由

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

 

マイナス金利時代がついに終わりましたね。

 

今後は政策金利(正確には無担保コール翌日物金利といいます)を0~0.1%で設定するそうです。

 

長年続いた出口がないと言われたマイナス金利政策もついに終わり、
「金利がある世界」が戻ってきました。

 

これは、学校の教科書にも載るだろう歴史的な1ページに自分たちは今立ち会っているということです。

 

 

ちなみに前々回のブログで書いた私の予想は外れましたが、
方向性は合っていると思います。

 

なぜかというと依然金融緩和の方向性は維持だからですね。

 

その理由に、植田総裁の発表後、円安方向に大きく進み、
また一時1ドル151円にまで円は売られました。(普通なら円高になります)

 

今後金利が上がっていくとすると、借金の返済と同じで当然国債の利払い(国の借金返済額)は増えます。

 

内閣府の試算では10年後長期金利が3.4%まで上がり、利払いは現在の3倍になるとのこと。

 

国債の満期を迎えれば、お金がないので「借換債」という国債を新たに発行し、借金を借金で返していく形になります。

 

ただしそのとき金利も上がっているとするならば、さらに返済は増えてしまいます。

 

 

ということは、借金はもう出来ないので、利上げよりも国債の発行をストップするのが先になるのでは?と思います。

 

では国はどこから資金調達するのかというと、やっぱり税金と社会保険料上がるやん!という結論ですね。おそらく。

 

 

ちなみに変動金利の基準になっている短期プライムレートは今回据え置かれますから、
今のところ変動金利は上がりません。

 

 

過去を振り返ると短期プライムレートが上がった後で不況が来ていますから、慎重にはなるでしょう。

 

そもそも目標だった物価上昇2%をコロナの副作用で達成しただけなのに、ここで住宅ローンの金利を上げて家が建たなくなってしまったら、
また物価は下がり、金利を下げないといけなくなりますからね。

 

みんなの給料が上がっていたら実現できる話ということです。

 

全国的には現在賃上げ率5%もあるらしいですけどね。(給与明細チラ見)

 

住宅取得資金の頭金について

ということで前置きは長くなりましたが、今回は住宅取得資金にかかる頭金の話をします。

 

 

長く続いた低金利時代。

昔は、「頭金は2割」が常識でしたが、国の後押しである借金推奨制度(別名:住宅ローン控除)も拡充され、
「家は頭金0円でも手に入る」ということが、半ば常識になっています。

 

 

ただ勘違いしている方も中にはいらっしゃいます。

 

それは、頭金が0円でいいのと、手持ち資金が0円でいいのは全く違うということです。

 

 

今回は、ゴリゴリに厳しいことをたぶん書きますが、(笑)
家づくりだけではなく、将来のあなたの生活を思って書いていきますので、愛だと受け取って最後まで見ていただけたら嬉しく思います。

 

「住宅ローンの頭金は必要ない」と簡単に考えてはいけない理由

 

まず、なぜ今の時代は頭金なしで住宅ローンが借りられるかというと、
・銀行は日銀にお金を預けてもお金が減る(マイナス金利)だから、なんでもいいからとりあえずお金を貸したい
・銀行の競争が激しい
・購買を促し景気を上げたい
とかそんな背景があるからですよね。

 

 

反対になぜ購入者は頭金を入れないかというと、
・住宅ローン減税がある
・低金利
・貯金がない
からですよね。

 

 

私も結婚当時(もう10年前…)は貯金なし、就職したことなしの社会的底辺にいた人間ですので、
頭金なしでしか家は建てられませんでした。

 

ただそれは若くて、当時は家の金額も安かった時代だからできたことです。

 

 

今は4000万円以上のローンを組まれる方がほとんどですが、
頭金なしで家が建てられるからと言って、貯蓄なしで家づくりを始めていいかというとそんなことはありません。

 

 

なぜなら、返せる返せないの話ではなくて借金体質の人になってしまう可能性があるからです。

 

 

例えば

・スマホの機種代の割賦払いが終わったら新機種に乗り換える

・車を残クレで買う

・使ってもいないサブスクやゲームの課金

・リボ払い

など

 

 

これらはお金持ちとは真逆の行動ですが、
一つでも当てはまれば危険です。

 

 

クレジットなどでも借金という感覚がないのが危ないですし、
そういう方は借金が終わればまた次の借金を組んでしまいます。

 

 

借金を組むということは、
「お金が貯まるまで我慢はできないけど、未来は先に手に入れたい」
という願望のことです。

 

 

大切なことなのでしっかり理解しておいていただきたいと思います。

 

 

車でも家でもそうです。

 

 

今の貯金から払えないということは、それは身の丈にはあっていないということです。

 

 

それでもそのお金が貯まってから買っていては、健康や年齢やライフスタイルの都合で遅くなってしまうから、
借金をして、未来を早く手に入れるのです。

 

 

そこを分かった上で借金をしているのか、分からずに借金をしているのかでは、将来が全く変わります。

 

 

一生借金生活にならないためにも、
住宅ローンがいくら借りれるか、いくらまで返せるかの前に、
家計をしっかりと把握し、無駄なところを見直して、
きっちりとした家計管理ができるようになってから家づくりのことを考えてもらえたらと思ってます。

 

 

めんどくさくて逃げたくなることではありますが、
最終的な責任は全て数年後の自分に襲い掛かってきますので、しっかりと自分に向き合ってもらえたらと思います。

 

また、家計の見直しやライフプランをしっかりと考えたい方は一度お話を聞きにきてくださいね!

 

 

そこまでしっかりサポートしての家づくりでありたいなと思います。

 

 

ご予約はこちらから

 

「ご相談予約フォーム」

 

 

 

ではまた(‘ω’)ノ

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。

▶スタッフ紹介・プロフィールへ

▶記事一覧へ

=== ハウスクラフトの注文住宅についてもっと知る ===

家づくりのこだわりから、事例・オーナー様の家づくりインタビューなどもプレゼント!
▶無料の家づくりカタログの種類を見る

楽しく家づくりが知れるイベントを多数ご用意!
▶住宅イベント・家づくり相談会情報一覧へ

ハウスクラフトの平屋・戸建てを体感できる!
▶三重のモデルハウス一覧へ

あなたのご希望の日程で、相談や見学ができる!
▶新築相談・来場予約はこちら

<ハウスクラフトとは>
ハウスクラフトは桑名・菰野・四日市・鈴鹿・亀山・津・松阪ほか、三重県北中部を中心にライフスタイルから暮らす人を考えて、素材の持つ美しさとデザイン性に富んだ注文住宅を提供する工務店です。「家づくりを通じて家族の幸せな未来をつくる」といった理念のもと、“想い”と“技術力”を結集させ、お客様と地域に向けて事業を展開しています。その姿勢が評価され、工務店の施工力を評価する工務店グランプリで「三重県No1」「全国7位」の実績にも輝きました。
ハウスクラフトの新築戸建てを常時見学できるモデルハウスとして「総合住宅展示場津ハウジングセンター内モデルハウス」「津ギャラリー」「菰野ギャラリー」「鈴鹿ガーデン」「芸濃ガーデン」と、打ち合わせ店舗「菰野スタジオ」「鈴鹿スタジオ」の7拠点を設けています。