皆さん、こんにちは!
ハウスクラフト菰野スタジオ所属 田代です!!
今回は「ぐり石」についてお話いたします。
恐らく初めて耳にした方もいらっしゃるかも
しれませんが、ご覧になられたことはあると
思います。
そんなちょっとした建築用語を
皆さまにお届けいたします(^^)

ぐり石とは
もともとお家を支えるための基礎部分の下に
敷いて地盤を安定させるために
使用するものです。
それがだんだん外構を美しく魅せるための
資材としても使われるようになりました。
そして、私がびっくりしたことが大きさです。
ぐり石=少し大きめの石、という認識でしたが、
ぐり石と呼ばれるものには
大きさのルールもあります。
大体、にぎり拳のグーよりも一回りほど
大きいサイズ(10センチ〜20センチ)がぐり石で、
薄っぺらい石や、細長いものは
ぐり石には含まれないです。
最近では、外構に「ぐり石」を使用されるお家が
増えていますが、魅力とは何なのでしょうか?
メリットとデメリットをご紹介いたします。
メリット
◼︎傾斜面にも使用できる
石の粒が大きいので、石同士が噛み合って、
風や雨水の影響を受けづらく、
傾斜面に使用しても崩れにくいです。
◼︎ライトアップした際に陰影ができる
石の凸凹がライトアップした際の影になり、
お庭に立体感が生まれ、表情豊かになります。
◼︎コンクリートよりも涼しい
コンクリートは浸水性が低いので、
夏場は熱くなりますが、
ぐり石は浸水性が高いので、
水分を吸収して涼しくもなります。
植栽の近くにぐり石を置く理由は、
デザインだけではなく、
水分を逃がさず、涼しくしてあげられることも
挙げられます。
デメリット
◼︎石に色ムラがある
天然素材だからこそ、
大きさも色も形も全て異なります。
キッチリ統一感を出させるというよりも、
大きさや形や色をランダムに並べることで、
ぐり石の良さが引き立ちます。
◼︎雑草対策が必要
ぐり石を配置させると、
どうしても石と石の隙間が生まれます。
そこから雑草が生えてくるので、
生えてこないために防草シートを敷くなどの
対策をオススメします。
防草シートを敷かない方が金額は、
抑えられますが、定期的に草抜きをする苦労を
考えるとシートを敷く方が良いかと思います。
実際、菰野ギャラリーでは、
ぐり石の下に防草シートを敷いていても、
わずかな隙間から生命力の強い雑草たちが
顔を出すため、お手入れをしているので、
シートを敷いていなかったら…と考えると、
かなりお手入れに時間は掛かるのだろうなぁと
思うので防草シートオススメです!!
ぜひハウスクラフト菰野ギャラリーにて
「ぐり石」を含め、
外構にも注目してご覧いただける
きっかけとなりましたら嬉しいです(^^)