住宅ローンの変動金利、固定金利のよくある大きな勘違い

金利が上がりそうだから、固定金利にした方がいいかな?変えた方がいいかな?とお考えの方へ。

住宅ローンの変動金利、固定金利のよくある大きな勘違い

こんにちは、ハウスクラフト アドバイザーの都倉です。

 

プロ野球もついにキャンプインしましたね。

 

 

今年は外国人助っ人も頭から合流でき、

我らが阪神タイガースは監督もやっと変わり、

非常に楽しみなシーズンになりそうです。

 

 

毎年言っておりますが、今年こそ優勝できそうです。笑

 

 

 

 

さて、少し前になりますが、

日銀が長期金利の上限を0.25%から0.5%に引き上げるというニュースが世間をかなり騒がせました。

 

「日銀が緩和縮小、長期金利の上限0.5%に 事実上の利上げ」(日本経済新聞)

 

 

 

日銀ショックと呼ばれ、一瞬で5円ほど円高が進むほどのサプライズでした。

 

 

 

これは事実上の利上げとなりますが、

「利上げ」の文字だけがSNSなどで広まってしまうので、

 

「住宅ローンを借りている人、終了のお知らせ」

「変動金利で借りている人は早く借り換えた方がいい」

 

などという声が多く拡散されています。

 

 

 

ファイナンシャルプランナーまでそんなことを言っていたりするので、

自分で自分の財産を守るために、普段からリテラシーを高めて、いざというときに冷静な判断が出せるようにしていきましょう。

 

 

 

そして最近引き渡したオーナー様からの 固定金利に変えた方がいいですかLINE が増えてきましたので改めて書こうと思います。

 

 

 

変動金利、固定金利のよくある大きな勘違い

結論から書きますと、このニュースで変動金利は上がりません。

 

 

「長期金利」としっかり書いてありますよね。

 

 

 

以前こちらのブログで解説しましたが、変動金利は「短期金利」が基準になっています。

 

「【固定金利と変動金利】これを抑えておけば安心! 【住宅ローン】」

 

このブログ、どこに行っても誰も教えてくれないことを書いてあると思うので是非見てくださいね。

 

 

 

 

今回の政策変更で上がるのは固定金利です。

 

今、変動金利から固定金利に変えるとその時点ですでに金利が上がっているわけですから、
高値掴みになってしまいます。

 

 

 

それであれば、変動金利と固定金利の差額分はしっかり普段から貯めて、
金利上昇時に繰り上げ返済が出来る準備をしておく方が賢い考えと言えそうですね。

 

 

 

もし仮に変動金利が上がると予想するのであれば、その時のリスクヘッジとして個人向け国債の変動型を買っておくと良いと思います。

 

一番リスクの少ない投資です。

 

「元本割れなしの安心を – 【個人向け国債】財務省」

 

 

 

前回書きませんでしたが、もう一つ変動金利が上がらない根拠としては、
日本は金利を上げられない国になってしまったからです。

 

 

どういうことかというと国債の発行量が多すぎるからです。

 

 

金利と債券というのは、シーソーのような関係をしていて、
値動きは逆の動きをするんですね。

 

 

金利が上がれば、債券価格は下落します。

 

 

 

1000兆を超える国債を発行する借金大国の日本が金利を上げると、
最悪の場合、国債が暴落し日本円の信用はなくなります。

 

 

となると、今の物価高はみなさん嫌というほど実感していると思いますが、
そんなレベルではなくなるということです。

 

 

 

だから日銀は今指値オペを無制限に行っています。

 

指値オペとは0.5%以上に金利が上がらないように無制限に国債を買う行為です。

 

 

国債を買うということは価格が上がりますから、金利が下がります。

さっきと逆のパターンですね。

 

 

 

インフレの対策は、円以外の資産を持つことかインフレ率以上に稼ぐことです。

 

さきほどの個人向け国債や、いくらかをドルに換えておいたり、
株式や投資信託で全世界や米国に投資したり、自己投資に回したり。

 

いくらでも対策はありますね。

 

 

 

住宅ローンの最適な選び方にもつながる金融知識の重要性

今は情報社会ですから、何が正しくて何が危険かは非常に見えづらい世の中だと思います。

 

 

それを守るためには自分で学んでいくしかありません。

 

 

「誰かが言っていたから」

「あの人が言っていたから」

 

ではダメなんです。

 

 

家より高い買い物は住宅ローンです。

 

 

 

どこでどう借りて、どう返していくか?

 

 

これだけで何十通りもある中で、最適解を求めていかないといけません。

 

35年ローンであれば、35年間そこにしっかりと向き合う必要があると思います。

 

 

 

何から始めていいか分からない方は金融庁のHPを覗いてみるのがいいかもしれません。

 

 

高校では、お金の授業が始まっています。

 

 

将来自分の子供に聞かれても恥ずかしくないように今から行動しておきたいですね(^^)

 

リンクを貼っておきます。

 

 

「未来のあなたのために~人生とお金と資産形成~」(金融庁)

 

 

 

 

ではまた(‘ω’)ノ

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。

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