こんにちは!
菰野スタジオアドバイザーの福田です!
本日は家づくりに欠かせない、換気の話です(^^)/
家づくりで意外と見落とされがちな「換気システム」。
実は快適性や光熱費に直結する大事なポイントなんです。今回は「第一種」「第二種」「第三種」の3つを分かりやすく比較してみます。
換気システムの種類
① 第一種換気(給気も排気も機械で制御)
仕組み:外からの空気をファンで取り込み、フィルターを通して室内へ室内の空気もファンで外へ排出
■メリット
一番コントロール性が高い
熱交換機付きなら、冬は冷気を和らげ、夏は熱気を抑えて省エネに貢献。高気密・高断熱住宅との相性抜群
■デメリット
設備費用が高い
メンテナンスの手間(フィルター掃除・交換など)
機械に依存するため停電時に機能しない
👉 高性能住宅に最適。快適性・省エネを追求したい方向け。
② 第二種換気(給気は機械・排気は自然)
仕組み:外気をファンで強制的に室内へ取り込む
室内の空気は自然に排出される
■メリット
室内が常に正圧(外よりも空気が多い状態)になるため、外からホコリや花粉が入りにくい
清浄度が求められる病院の手術室やクリーンルームなどで採用
■デメリット
一般住宅ではコストが高く、あまり普及していない
冬は乾燥しやすく、過乾燥になることも
👉 住宅ではほぼ使われず、特殊な施設向け。
③ 第三種換気(給気は自然・排気は機械)
仕組み:壁や窓の給気口から自然に外気を取り入れる
室内の空気は換気扇で強制的に排出
■メリット
シンプルで導入コストが安い
メンテナンスが楽
古い住宅でも導入しやすい
■デメリット
外気温をそのまま取り込むため、冬は寒く夏は暑い
風の影響で計画通りの換気にならないこともある
👉 シンプルなシステム。コストも抑えられる