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スタッフブログ

エコハウス大賞シンポジウム(第3話)・・・

森下博視
2018/02/19

森下です!ご機嫌いかがでしょうか?今回も引き続き

『エコハウス大賞シンポジウム』での学びを掲載したい

と思います!と前回同様に今回、一番学びとなった

前先生の発表の内容です!今回は、窓ガラスについて

ですね。住宅における窓と言うのは、住宅の中の熱の

50%近くが窓から、出入りします。なので、壁、

屋根、床に加え、窓の断熱性能と言うのは大事だと

言う事です。そして、窓を考えるに辺り、もう一つ

重要なのは、『ガラス』ですね。

いわゆる複層のLow−Eガラスと言われるガラスを採用

しているわけですが、中でも日射を遮る『遮蔽型』と言う

のと日射熱を入れる『取得型』と言うのがあります。

『遮蔽型』を使うと夏の日射は遮りますが、同時に冬の

日射も遮ってしまいます。少しイメージしてみて下さい。

冬の晴れた日にお家の中で、窓際でポカポカしてウトウト

寝てしまった経験ありませんか?気持ち良いですよね〜

冬は窓際と言うのは、晴れていると暖かいのです。

冬は、太陽の高さが低くなりますよね。逆に夏は高い

ですよね。太陽の高さが低くなるとオーバーに言って

しまうとお昼12時くらいには、真横から太陽が当たっ

てくる様なイメージですね・・・ちょっと極端ですが。

夏は、真上から日差しが照りつけると言う事です。

では、『遮蔽型』は夏の日差しを遮りますが、冬は

どうでしょうか?当然、遮ります。

なので、冬に対しては『取得型』が良いのです。細かい

数字で色々ありますが、ざっくりそう言うイメージです。

じゃぁ『取得型』は、夏暑いじゃんっ!!ってなるわけ

ですが、今回の前先生のお話は、それをデータで見た

場合にどうなのか?と言う話です。左の画像は、冬の

室温のを計算した結果です。左画像内で、『遮蔽型』

『取得型』を比較した場合、室温はどうだったか?

と言うと、LDKの室温は3.9度の差が出てます。

3.9度が、それだけ?と思う方もみえると思います

が、実際の体感は全然違います。私の過去のブログ

でも揚げましたが、アパートでの実験で実証してます。

じゃぁ夏はどうなの?って話ですが、これも前先生

計算してます。右の画像がそれですね。実際は、

『遮蔽型』の方が、2.5度低くなります。

となると、『森下よー『遮蔽型』の方が夏涼しいなら

いいじゃん!』と思う方もいると思います。がしかし

お待ち下さい。ご存知な方もみえるとは思いますが、

エネルギーで見た場合、夏の冷房、冬の暖房では、

冬の暖房の方が、エネルギーを使うんです!光熱費

って皆さん、わりと冬の方が高いこと無いですか?

と考えると暖房エネルギーを自然の恵みで賄う事が

『取得型』にする事で出来るんですね。

『森下、夏どうするよ?』と言われると思いますが

夏は、窓の外で『タープ』や『すだれ』、

『ゴーヤのカーテン』等で、日陰をつくる様に

しましょう!それだけでも、室温を下げる事に

大きく貢献します。

エネルギー的に見るとこの画像ですね。『遮蔽型』『取得型』で

エネルギーの比較をすると『遮蔽型』→『取得型』にする事で、

暖房費は2割減。『遮蔽型』→『取得型』にする事で、冷房費は

1割増。と言う事は、『取得型』の方が良かったりします。

もちろん、『取得型』にするのは、南の方角だけですし、

もちろん、日射が取れる環境にするだとか、設計上である面積

に応じて、窓の面積を検討したりだとかの知識は必要です。

 

それも『パッシブデザイン』なわけですが。なので、家の中の心地よさと言うのは、設計で良くする事が出来ますし、

住まわれる方が、少しアクション(すだれ等の設置等)をしていただく事で、温熱環境的に住み心地の良い家は

出来ます。今回のセミナーでは、前先生のお話は気付きの多かった内容でした!なので、ほとんど前先生の内容

しか掲載してませんが(笑)自分が興味を持って学んでいる『パッシブデザイン』の重要性と奥深さをセミナー

を通して、学ぶ事が出来ました!これからもお会いさせていただく、御施主様へ住み心地の良いお家がご提案

出来る様、日々勉強し続けます!と言う事で、3回にわけました『エコハウス大賞シンポジウム』の内容は

終わりとなります!長い分を読んでいただき有難う御座いました。

 

ではでは、皆様また次回もよろしくお願いします!

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