10の失敗事例から学ぶ、
家づくり成功の秘訣
自分の“好き”をつめこむ注文住宅は、自由度も高く、一からつくっていく楽しさもある反面、実際に住むまで気づかなかった失敗も起こりがちです。
これまで家づくりをした先輩が「しまった!」と感じたのはどんなことでしょうか。これから家づくりをはじめる方は、体験談から「今まで気づかなかったこと」や「見落としていた点」を見つけてください。
自分の“好き”をつめこむ注文住宅は、自由度も高く、一からつくっていく楽しさもある反面、実際に住むまで気づかなかった失敗も起こりがちです。
これまで家づくりをした先輩が「しまった!」と感じたのはどんなことでしょうか。これから家づくりをはじめる方は、体験談から「今まで気づかなかったこと」や「見落としていた点」を見つけてください。
Situation01キッチンの後悔
「あふれるキッチン用品で、使いづらいキッチンにイライラ!」
Situation02収納の後悔
「片付かない我が家。住んでみたら、収納の少なさに気づいた。」
Situation03費用の後悔
「同じ工事面積でも、坪単価の認識の間違いで失敗。」
Situation04窓の後悔
「せっかく家を建てたけど、お隣から丸見えでカーテン閉めっぱなしに。」
Situation05玄関の後悔
「玄関が思っていたよりも狭い!収納がないから片付かない。」
Situation06洗面・脱衣の後悔
「使いにくい洗面・脱衣所が、日々のストレスに。」
Situation07間取りの後悔
「区切られた部屋が、家族みんなをばらばらに。」
Situation08吹抜けの後悔
「憧れの吹抜け。夏は暑く、冬は寒いのでこれからの暮らしが心配。」
Situation09バルコニーの後悔
「濡れた洗濯物って、意外と重たい。二階に運ぶのが大変。」
Situation10床・壁の後悔
「納得いく仕様を選んだのに…室内の汚れが目立つ我が家。」
「あふれるキッチン用品で、
使いづらいキッチンにイライラ!」
パントリーをつければよかった…
パントリーを備えつけるとキッチンが狭くなるので省いた。でも、食材やら滅多に使わない鍋類やらがあふれてしまい、かえってキッチンが狭くなり作業の効率が悪くなった!間取りをもう少し工夫して、パントリーをつければよかった…。
キッチンでよくある後悔
収納や生活動線・配線に問題があると、毎日のお料理の効率性が低くなってしまうキッチン。狭くて動きにくい・作業スペースが足りないなど、毎日のストレスの原因となりますので、十分なシミュレーションをしながら進めましょう。
「片付かない我が家。
住んでみたら、収納の少なさに気づいた。」
将来をもっと考えるべきだった…
子供二人がいる我が家の生活は、物が多くてなかなか部屋が片付かない。部屋の数は多いのに、それに比べると収納場所が少ないことがわかった。いつもの生活で使うものばかりに目が向いていたので、子供が増えた時のことなど「これから」をもっと考えるべきだった…。
収納でよくある後悔
すっきりと片付いたお部屋で暮らすためにも収納スペースの配分はとても大切。「とりあえず」と「なんとなく」で作る収納ではなく、暮らしに合わせた『収納計画』が必要です。
「同じ工事面積でも、
坪単価の認識の間違いで失敗。」
ローンの返済が苦しくなった…
当初計画していた金額からだいぶ高額になってしまった我が家。一生に一度の買い物だからと考えると、どんどんとこだわりが出てきてしまったことが原因。おしゃれで「他とは違う住まい」を目指して家づくりを進めたけれど、外観の形状やデザインに凝り過ぎて予算が大幅オーバー。同じ床面積でも、価格がこんなに変わってくるなんて。確かに納得のいく家が完成したが、ローンの返済に苦しむことになった…。
費用でよくある後悔
家づくりのお金は、家を建てるときだけでなく、建てたその後にも続くもの。住宅ローンを組むと同時に、保険の見直しや、光熱費、生活費の計算など暮らし方に合わせてしっかり考えて、無理のない資金計画を立てましょう。
「せっかく家を建てたけど、
お隣から丸見えでカーテン閉めっぱなしに。」
ただ大きいだけじゃダメだった…
北側の窓も、大きくすると明るくなるというアドバイスをもらったので、各部屋はもちろん、家の北側にあるトイレの窓も大きくつくった。その後、家が完成して驚いたのは、トイレの窓がお隣の居間から見える位置にあること。確かにトイレは窓が大きい分、明るいけれど落ち着かない。これが小さな窓なら、気にせずに済んだかも…。
窓でよくある後悔
窓は、住まいのデザインだけでなく採光や温度、電気代をも左右します。窓を配置する目的や誰が開け閉めするのか、掃除するのか。これからの暮らしをイメージしながら、今住んでいる住まいと比較して考えましょう。
「玄関が思っていたよりも狭い!
収納がないから片付かない。」
意外とたくさんの物が集まる…
出入りするだけだし、玄関は小さくていいやと思って土間収納も最小限に。でも、ベビーカー、外で遊ぶおもちゃ、自転車の空気入れ、ゴルフバッグ、部活用品など玄関付近に置きたいものがたくさん出てきて困った。玄関も、もう少し広くつくればよかった…。
玄関でよくある後悔
毎日出入りをする玄関は、住む人にとっても外部の人にとっても、使い勝手よくしたいもの。玄関には「靴を収納する」とイメージしがちですが、実際に入れたいものはそれ以上にあるということを考えて計画しましょう。
「使いにくい洗面・脱衣所が、
日々のストレスに。」
使うシーンを想像できてなかった…
リビングを広くしたかったので、脱衣所と洗面所は兼用にし、最小の面積に押さえた。住んでからわかったが、衣服が脱ぎ着しにくい。そのうえ、朝の洗面ラッシュ時にも1人しか洗面所を使えないなど、脱衣所としても洗面所としても使いにくい場所になってしまった…。
洗面・脱衣でよくある後悔
家族みんなで使用頻度が高く、汚れやすく、湿気の問題もあるのが洗面・脱衣所。家事動線としても重要な場所だからこそ、十分な広さと、収納の大きさや使い勝手、そして水はねに強い壁床の素材選びに注意しましょう。
「区切られた部屋が、
家族みんなをばらばらに。」
家族団欒がない生活に…
広い子供部屋をつくってしまったので、居心地がとても良いらしく、子供たちはいつも自室にこもるように。将来子供が大きくなった時のことを考えて、テレビコンセントをつけてしまったのも大失敗。夕食のあとは家族団欒することなく、各自が区切られた部屋でテレビを見ています。
間取りでよくある後悔
敷地の使い方や日当たりの確保、家事導線など基本的なポイントを理解して、家族の暮らしに合った間取りを考えましょう。生活の仕方、考え方などを十分に設計士へ伝え、アドバイスを受けながら進めていくことが大事です。
「憧れの吹抜け。
夏は暑く、冬は寒いのでこれからの暮らしが心配。」
見た目だけの吹き抜けはいらない…
開放感がある吹き抜けに憧れて完成した、二階建ての我が家。でも、冬は寒くて電気代が半端ない! 一階は寒すぎて、同じ家とは思えないほど室温に差があってびっくり。今はまだ健康で大丈夫だけれど、これから先「ヒートショック」で倒れたりしないかと心配…。
吹抜けでよくある後悔
快適さを求めたものが、逆にストレスの原因になってしまうこともあります。寒いかどうかは家の性能に左右される部分も多く、土地や環境、要望などを見てもらった上で、設計士のアドバイスをもらうのも効果的です。
「濡れた洗濯物って、意外と重たい。
二階に運ぶのが大変。」
家事動線が考えれてなかった…
一階で洗濯した衣類を干すために、二階のバルコニーまで階段を使って運ぶ毎日。濡れた洗濯物って、意外に重くて大変で。取り込んだ服はとりあえずぐちゃぐちゃな状態で置いて、時間がある時に畳む。家事は毎日のことだから、しっかり家事動線を考えるべきだった…。
バルコニーでよくある後悔
洗濯物や布団を干したり、ゴミを一時保管したり…毎日の家事で使用するバルコニー。物干しだけの理由で計画する場合は利用目的を明確にし、室内干しが可能な住まいかも検討しましょう。
「納得いく仕様を選んだのに…
室内の汚れが目立つ我が家。」
実用的なものを選ぶべきだった…
注文住宅を検討中の頃、多くの展示場を見て回った。その中で、何度も「脱衣所の床の色が中途半端でぱっとしない。」と思っていた。だからこそ、壁紙や床材には自分の納得のいく色を採用したが、濃い色の壁紙だと埃が目立つし優しい色だと髪の毛などが目立つ。中途半端な色を採用するにはちゃんと「理由」があったのだと気づいた…。
床・壁でよくある後悔
住まいのイメージを大きく左右する壁や床。カタログを見て決めるのではなく、質感やさわり心地、傷のつきやすさを実際に確認してから選ぶようにしましょう。
『なんでこんなことに…』
そう気づくのは新居での暮らしが始まってから。
できることなら、そんな思いはしたくない。
それが正直な気持ちではないでしょうか。
住まいは住人十色。
この『後悔10選』だけではなく、
さまざまな問題が潜んでいます。
でも、どうしてプロに任せているはずなのに、
こういった問題が起きるのでしょうか。
もし、その問題を未然に防ぐことができる
魔法の教科書があるとしたら、学んでみたいと思いませんか?
そんな声にお応えするべく、家づくり経験者の生の声を冊子にしました。
この冊子を読むと、家づくりに失敗しない1番大切な何かがわかります。
やり直しのきかない家づくり。
せめて一度学んでからスタートしませんか?